お金がないうちに結婚するのはいけませんか？
私は３０代後半ですが、貯金がありません。１０代の頃は父の浪費癖で家にお金がなく、奨学金を借りて大学を出ました。大学を出たら良い就職口があると思っての決断でしたが、就職した会社は数年後に倒産、実家には頼れず奨学金の返済を抱えて一人で頑張って生活してきました。その後ギャンブル癖のある人と結婚、離婚、つくづくお金の貯まらない運命です。今は別の人と再婚を考えているのですが、相手も同じような人生を歩んできているため貯金はありません。せめて結婚式を挙げたいのですが、借金をしてまで結婚式を挙げることをどう思われますか？ 結婚資金が貯まるのを待っていたら花嫁衣装が似合わなくなりそうで焦っています。
二人で協力して返済しましょう
ご苦労をされていますね。相手の方も同じような境遇であれば、価値観は近いはずですよね。きっとうまくいくと思います。二人で力を合わせて幸せになってください。貯金はなくても現状借金を抱えているわけではないのでしたら、結婚のためにお金を借りるのはいいと思いますよ。二人で返していけばいいではありませんか。お金があることより、一緒に苦労を引き受けられるパートナーがいることの方がずっと尊いと思います。
結婚式場によっては、提携しているブライダルローンを紹介してくれるかもしれません。必ずしもそれが一番お得とは限りませんので、自分たちでも探されることをおすすめします。銀行によっては、結婚式専用のプランはないけれど結婚式にも使えるローンがある場合もあります。普段からお取引のある銀行にまずは相談してみてはいかがでしょうか。
結婚式専用のプランですと、見積書などを提出する必要があります。専用プランでは結婚に伴う費用、例えば新居への引っ越し費用などは借りられないかもしれません。そういったときには使い道が自由なフリーローンやカードローンで用立てることができます。どうぞ二人でよく話し合われて、最適なものを選んでください。
結婚はタイミングっていいますよね？お金がないときはどうしてるの？
結婚といえば、親世代は御祝儀の範囲内で披露宴をしたり、親が子どものために必死で貯蓄をしていたりと、育った家の環境によって派手な場合や質素に済ませるという両極だったように思われます。現在は全くその様子が変わってきていますよね。今はどのように変化してきているかといえば、本当に身内だけで披露宴をするか、お金が無くても盛大にパーティをするというパターンが増えているようです。一昔前までは考えられなかったような”ブライダルローン”なるものが金融機関には当然のように存在します。自分たちの好きなように披露宴に関するさまざまな物をチョイスし、その費用はローンで支払っていくというものです。
ブライダルローンは、メガバンクから地方銀行、証券金融から大手消費者金融、クレジット会社などちょっと調べただけで百数社の金融機関が取り扱っているのがわかります。多数の金融機関がブライダルに関わるのは、やはり短期間に大金が利用されるということと、新生活を送る若い二人は真面目に返済してくれるという希望があるからです。また、結婚をする二人も自分たちの門出の日を惜しみなく祝ってもらいたい、来場者に楽しんでもらいたいという気持ちから、「今日だけは」という想いでちょっと贅沢もしようと考えるようです。
ブライダル業者も、それはそれは二人の気持ちを盛り上げてくれます。「こんなプランもありますよ」「こちらはいかがですか」「二人の希望に必ず添います」「ご両親も鼻が高いでしょう」「遠くから来てくださったからもねぎらえますね」「一生に一度ですから」等々あの手この手で二人の笑顔を引き出してくれます。さらに、ブライダル専門業者の場合は、一人ひとりのスタッフが洗練されたルックスで、当日は全員がインカムを付け綿密な打ち合わせと動きで上質の空間を演出してくれます。
結婚のタイミングが来た時に、使える現金がない！！と焦ったら、各金融機関のブライダルローンをチェックしてみてはいかがでしょうか。もちろん、使途自由のフリーローンもありますが、ブライダル専用ローンの方が比較的低金利のように思えます。さあ、これで結婚資金の心配は無くなりましたね！あとは、”タイミング”を逃さないよう五感を研ぎ澄ますだけです。自分の心に耳を傾け、打算を捨て、素直な自分を見つめられれば、大事なタイミングは必ず見極められます。この人かも♪と思ったら、まずはインターネットでブライダルローン取り扱い金融機関を調べてみましょう。希望の金額や返済期間、金融機関の種別などを入れるだけで希望のローンが出てきます。現実的な金額をみることは、地に足のついた新生活の出発ができると思いますよ。
